大都会の水道水は、近年、人々からそっぽを向かれて、もつぱらミネラルウオーターを利用するという人も多いそうです。特に東京の水は利用者からの苦情が続出です。街で意見を聞いてみると、「東京に来て水がまずくて飲めなくなった」「臭いから飲まない」という意見が多いようです。そこで、最新技術を誇る金町浄水場のご意見を伺ってみると、「まずい、味がおかしいとか、安全ではないのではないか、などといわれてますが、日本の水道水は世界的に見ても非常に安全で美味しいのです」とのこと。諸外国の水事情に詳しい日本交通公社でも「日本の場合は、質的にも安全ですし、味の面でも非常に優れています」と、これまた高い評価をしています。世界の大都市の8割以上は、安心して飲むことができない水だといわれています。つまり、諸外国の大都市と比べると、日本の水道水のレベルはかなり高いというこ●安全に飲める世界の水道水となのです。そこで、なぜそうまで評判が悪いのか、東京の水道の成分分析をしてみました。まず、水道水とミネラルウオーターの成分を分析してみると、水道水にも市販のミネラルウオーターと同じような成分が含まれているということがわかりましたただし、水道の場合、どうしても消毒しなければならないのです。つまり、消毒用の塩素を加えるので、塩素の臭いがついてくるというわけです。つまり、水道水とミネラルウォーターの決定的な違いは、消毒のための塩素なのです。合有量の差はあれ、日本の水道水は、塩素での消毒が義務づけられています。その塩素がカルキ臭さの原因というわけです。