睡眠時間を決める際に、もう1つ大切なポイントがあります。それは、決まった時間に寝て、決まった時間に起きるようにすることです。決まった時間に寝起きをしていると、成長ホルモン、コルチゾール、メラト二ンといったホルモンの分泌や、体温の調節が、決まった時間に合うように調節されるようになります。コアタイムに睡眠時間を合わせること、そして規則正しい時間を守ることで、あなたの睡眠の質は今よりもグッと良くなるはずです。以上が、睡眠の質を良くするための基礎知識になります。次章では、この章で学んだ基礎知識をもとに、私が実践している「快適な睡眠をとるための具体的なテクニツク」について、解説をしましょう。何か分からないことが出てきたら、すぐにこの章に戻って復習をしてみてください。

 

 

人間は眠る時に、体温が急激に1てくらい下がります。どうやって体温を下げるのかというと、手足の末端に血液を流すことで、血液の温度を下げます。そして、温度の下がった血液を循環させることで、体温を下げています。こうして体温の落差が起きると、人は眠くなるのです。睡眠の質を良くするために、この事実を応用しましょう。体に冷たい血液が効果的に流れ、速やかに眠ることができるように、手足を冷やしてあげればいいのです。

 

 

ですが、ここでポイントがあります。それは、「手足を冷やしすぎない」ことです。なぜなら、手足の温度を必要以上に下げて、体内を循環する血液の温度を下げすぎると、体が敏感に反応して、逆に体温を上げようとして働き出します。これ以上、熱を出してはいけないという指令を出すのです。すると、本来は眠るために体温を下げなければならないところを、逆に体温を上げる方向に体が働き、眠れなくなってしまいます。では、手足を冷やす適温は、いったい何度なのでしようか?それは体温より少し低めの33てくらいです。速やかに眠りに入るためには、布団内の温度を33てくらいに保てばいいのです。